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横手市大森町概要: 大森町はこの地方の在郷町として中心的な役割を果たしてきました。当時からの交通の要所として重要視され、戦国時代には小野寺氏が大森城を築き周辺の要としていました。関ヶ原の戦いの際、小野寺氏は西軍に付いた為、最上氏を始め、秋田諸侯に城は取り囲まれ悲運を遂げましたが、最後まで落城せず、多くの逸話が残っています。江戸時代には秋田藩主一族である佐竹東家が周辺の統治を任され、新田開発の為、堰や溜池の建設を推奨しています。町内には東家の縁があり秋田三十三観音霊場の1つの大慈寺があり、大森町出身のアラビア太郎の位牌も安置されています。岩城亀田藩や本荘藩に続く街道としても整備され、八木沢には番所跡が残っています。民俗的にも人形道祖神などが今でも受け継がれて、なかなか興味深い町です。明治以後、大森町中心部には主要幹線道路や鉄道等が引かれなかった為、大きな発展はしなっかたものの、その中心的立場は変わらず、この周辺での商業の集積が窺え、煉瓦造りの蔵などが現在でも残っています。近年隣接する横手市と合併した為、その役割に大きな変化があります。大森町の独自性を主張していかないと、他の地域同様に均一的なまちづくりしか展開できない可能性もあり、なかなか難しい問題です。
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大森町 |
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[ 付近地図: 秋田県横手市大森町 ] |
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