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美郷町本堂城回概要： 本堂城回集落は中世、周辺を支配した本堂氏の居城、「本堂城」の城下町だった為か意外と見所が多い集落です。町並みは関ヶ原の戦い後、本堂氏が常陸国志筑に移った為、慶長6年（１６０１年）に本堂城が破棄され、城下町らしさは感じられませんでしたが、単なる農村集落といのでもでもなくある種の雰囲気があります。まず最初に目に付いたのが敷地にある小さなお堂です。多分当初は各家々の敷地で祭られていたと思います。理由は良く解らないのですが（もしかしたら地蔵講などの民俗宗教の影響かも？）、道路際に道路を向いて六地蔵を祭っています。秋田県内ではこうした配置で祭られているケースが少ないと思います。人形道祖神もこの集落では健在で、「鍾馗様」、「ショウキ」などと呼ばれているようです。又、清水の里でもあり、写真のような湧水が数箇所あります。敷地内に水を引き込んでいる家やセリのようなものを栽培している所もあり現在でも生活に欠かせない存在のようです。清水の傍らには小さい石祠がありこの場所が神聖視されていたことが分かります。又、隣接する土崎集落には近代建築である旧千屋小学校本堂分校や当時では珍しく坂本東氏が都市計画したという「松・杉並木」が残っています。千屋集落にはその坂本東邸と藩主である佐竹氏が崇敬していた勝手神社があります。
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| 美郷町本堂城回 |
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| [ 付近地図： 秋田県仙北郡美郷町本堂城回 ] |
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