羽後町: 鈴木家住宅

   秋田県:歴史・観光・見所(ホーム)秋田県:フィールドワーク羽後町西馬音内>鈴木家住宅

鈴木家住宅
鈴木家住宅
[ 付近地図: 羽後町飯沢 ]・[ 羽後町西馬音内・観光・歴史・見所 ]
鈴木家住宅 鈴木家住宅 鈴木家住宅 鈴木家住宅
概要・歴史・観光・見所
鈴木家住宅(羽後町)概要: 羽後町飯沢にある鈴木家住宅は厩中門造の建物で母屋部分が木造平屋建、寄棟(中門部:入母屋)、茅葺、平入、桁行20.8m、梁間11.1m、中門部は桁行9.4m、梁間6.2m、鈴木家住宅は当初は中門造ではなく享保18年(1733)に厩部分(中門)が付け足された事から主要部は1650〜1700年頃に建てられたと推定され、矢島(由利本荘市)にある土田家住宅(国指定重要文化財)は延宝6年(1678)建築ですからまさに同年代といえます。これは農家建築の中門造の変遷がわかる貴重な遺構とされます。内部は中門部には3頭分の厩(マヤ)、作業空間の「ニワ」があり本屋部の正面が縁側でその内側には「ヒロマ」、「コザ」、「バケモノザシキ」、「ナンド」、「チャノマ」、「ウチザ」、「チャドゴロ」など部屋があります。土蔵は明治45年(1912)に着工し大正4年(1915)に竣工した建物で土造2階建、切妻、妻入、桟瓦葺、間口6.67m、奥行11.66m、大型の土蔵で内部は味噌部屋、漬物部屋、蔵座敷に細かく分けられています。又、鈴木家は源義経の家来鈴木三郎重家の後裔と伝えられ文治5年(1189)に奥州平泉から落ち延びてここに土着したそうです。江戸時代に入ると飯沢郷の大半を占める豪農として肝煎役を歴任し名字帯刀も許されていました。鈴木家住宅(附:普請文書1冊−享保18年:1733年、中門立替手伝覚帳)は江戸時代初期に建てられた上層農家建築の遺構として大変貴重な事から昭和48年(1973)国重要文化財に指定されています。土蔵、宅地及び山林(附:棟札1枚・家相図1冊・普請文書1冊−明治45年大福土蔵再建萬覚帳・土蔵廊下新築木積扣・大正3年土蔵及廊下新築設計仕様帳)は主屋を補う環境を補填する重要な要素として平成6年(1994)に国指定重要文化財に指定されています。

 秋田県名所、旧跡見所ナビ: 〜横手市・湯沢市・羽後町・東成瀬村〜
|横手市:増田町| 横手市:浅舞| 横手市:中心部| 横手市:金沢| 横手市:沼館| 横手市:大森町| 横手市:山内| 雄勝郡:東成瀬村| 湯沢市:院内|
|湯沢市:中心部| 湯沢市:岩崎| 保呂羽山・波宇志別神社| 羽後町:西馬音内| 羽後町:三輪神社境内| トップ|
 
 ※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「秋田県WEB観光案内所」は「秋田の歴史」、「羽州街道をゆく」、「秋田市歴史地図」、「あきた滝300」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」、「秋田のお寺」、「秋田の神社と神々」、「歴史道路報告書」、「佐竹氏と久保田城」、「秋田の温泉」、「有限会社建築相談センター」、「たった1人の秋田まちづくり委員会」、「秋田羽州街道ひとり旅」、「秋田県の建物と街並み」、「小野小町」、「秋田フィールドワーク」を参考にさせていただいています。