安藤醸造 |
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[ 付近地図: 仙北市角館町 ]・[ 仙北市:角館町フィールドワーク ] |
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安藤醸造(角館町) 安藤醸造は角館街道、生保内街道沿いにある町屋で享保年間(1716〜1735年)から続く角館町を代表とする地主です。江戸時代に発行された「東講商人鑑(安政2年:1855年に江戸の大城屋良助が中心となり主に東日本の問屋や商家などを紹介する、現在でいうガイドブック)」にも紹介されているほどの豪商で醸造業の他にも質屋や煙草なども生業としていたようです。現在の屋敷の敷地も角館町の中ではかなり広い方ではないでしょうか。安藤醸造の建物で特筆するのはなんといっても明治24年(1891)に建てられた煉瓦造りの座敷蔵で土蔵2階建、切妻、鉄板葺、妻入、桁行6.401m、梁間11.831m、外壁は煉瓦積(イギリス積)、内部は1階が24畳の座敷、2階が倉庫として利用されました。1階は物品を収納するものではなく、あくまでも座敷として使用するもので、当時としては贅をつくしたもので、帳場側にある重厚な蔵の扉には黒漆喰で塗り固められ、防火除けと思われる波を模った鏝絵が施されています。蔵内部も豪勢な造りになっていて、襖絵は平福穂庵の弟子の西宮礼和画伯の作、書院や欄間も細かい細工が施され見ごたえがあります。安藤醸造の座敷蔵は東北地方で現存する最古の座敷蔵で意匠的にも優れている事から昭和61年(1986)に旧角館町指定文化財(現在は仙北市指定文化財)に指定されています。
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