小坂町: 康楽館

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康楽館
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康楽館 康楽館 康楽館 康楽館
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概要・歴史・観光・見所
康楽館(小坂町)概要: 康楽館は明治43年(1910)に小坂鉱山の厚生施設として建てられた日本最古の木造芝居小屋です。昭和45年(1970)に一時舞台演劇興行が行われなくなりましたが、昭和61年(1986)に秋田県指定重要文化財に指定されたのを機に再び興行が行われるようになり今尚現役の町営劇場として利用されています。康楽館の建物は木造平屋建(観覧席部2階、奈落部地下1階)、切妻(両翼は寄棟)、妻入、銅板葺、建築面積767.93u、延床面積1097.25u、設計は小坂鉱山工作課営繕掛長の山本辰之助(推定)、施工は合名会社藤田組。康楽館の外観は洋風で構成されて、外壁は下見板張り、ペンキ仕上げ、窓は縦長の上げ下げ窓を採用し正面の札売場は八角(半分)の平面で各面には上げ下げ窓、小庇にはバージボードが周り尖塔状の棟飾りが着いています。正面の大きな妻面に左右対称で寄棟屋根の部屋を前面に出しているのも洋風建築に見える要素の1つで、軒先にはバージボード、懸魚部は洋風のレリーフ風の彫刻、屋根飾りもかなり大きなものが付いています。逆に内部は和風で構成され、本花道や仮花道、桟敷席、奈落、切穴(人力)、回舞台(人力)、義太夫、囃子など江戸時代に芝居小屋を思わせる和風建築の要素で固められています。又、楽屋には康楽館で興行を行った歌舞伎役者や出演者(平幹二郎、仲代達也、東野英治郎、武田鉄也など)の落書き(サイン)などが残され芝居の歴史を物語っています。康楽館は和風と洋風が混在する和洋折衷式で犠洋風建築の典型と言えます。康楽館は現在残されている中では日本最古(移築や復元工事を行っていない建物としては)の木造芝居小屋として大変貴重である事から平成14年(2002)5月23日に「国指定重要文化財」に指定され、平成18年(2006)には毎日新聞社によるヘリテージング100選(日本全国の明治維新から昭和戦前までの近代遺産)に選定、平成19年(2007)には経済産業省による近代化産業遺産に認定されています。

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