小坂町: 旧小坂鉱山事務所

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旧小坂鉱山事務所
旧小坂鉱山事務所
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概要・歴史・観光・見所
旧小坂鉱山事務所概要: 旧小坂鉱山事務所は、明治38年(1905)に合名会社藤田組小坂鉱山の本部事務所として建てられた近代建築です。木造3階建(両翼は2階建・一部RC造)、寄棟、銅板葺(元杉板葺)、平入、建築面積1220.41u、延床面積2595.71u、高さ15.965m、平面はロ字型、設計は小坂鉱山工作課の北湯口勇太郎と推定されています。外観はルネサンス風で仕上げは漆喰塗りで、白壁はまだ新しいせいか光が反射し、かなり印象的です。1つ1つの窓がデザイン(縦長の上げ下げ窓、ペディメント風の小庇、蛇腹風の窓台)されているのですが、特に正面玄関に特徴があり、1階玄関ポーチと2階のベランダが張り出してきています。玄関ポーチ正面(3連)と左右にはアーチと植物を模った透かし彫り、柱も全てデザイン化され、2階ベランダも1階と略同じような意匠が採用され、旧小坂鉱山事務所の象徴的な存在となっています。大屋根の上部には3箇所のドーマがあり正面性を高め当時の繁栄していた雰囲気が十分出ていると思います。内部は玄関ホールに3階までの螺旋階段で上れ、内庭側は廊下が配され採光が得る為、略ガラス窓で明るい廊下とし事務室も廊下側にも多くの開口部を設けて明るい室内を計画しています。平成9年(1997)に事務所移転に伴い、建物が小坂町に譲渡され、さらに、平成10年(1998)に小坂鉱山病院が旧小坂鉱山病院記念棟(霊安施設)以外が解体となり、旧所在地から約500m南方となる現在地に解体後復元されました。旧小坂鉱山事務所は明治時代に建てられた数少ない鉱山事務所建築の遺構として大変貴重な事から平成14年(2002)5月23日に国指定重要文化財に指定、さらに平成13年(2001)には日本建築学会東北支部による東北建築賞奨励賞に受賞、平成14年(2002)には秋田県建築士会による秋田県建築士会記念大賞に受賞、平成15年(2003)には日本建築士事務所協会連合会による日本建築士事務所協会奨励賞に受賞、平成18年(2006)には毎日新聞社によるヘリテージング100選(日本全国の明治維新から昭和戦前までの近代遺産)に選定、平成19年(2007)には経済産業省による近代化産業遺産に認定されています。内部は鉱山の資料館でかなり詳しい資料や写真があり、隣接する康楽館(国指定重要文化財)や天使館(旧聖園マリア園)(国登録有形文化財)、旧小坂鉱山病院記念棟(国登録有形文化財)と共に小坂町の鉱山町としての歴史を学ぶことが出来ます。

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