雲厳寺 |
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[ 付近地図: 仙北市角館町白岩 ]・[ 角館町:歴史・観光・見所 ] |
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雲厳寺(仙北市角館町)概要: 龍澤山雲厳寺の創建は宝徳2年(1450)に周辺を支配していた白岩城の城主白岩左馬之助盛基が許嶽淳可和尚(山形県東村山郡中山町:円同寺3世)を招いて開山したのが始まりとされます。当初は真言密教の山岳信仰が盛んだった角館の玉川沿いにある大威徳山神社と神仏混合の関係で、現在でも同神社の祭典は雲厳寺の住職が取り仕切るそうです。享保年間(1716〜1735年)、13世南嶽大薫の尽力により七堂伽藍が造営されましたが、数年後に火災により焼失し、天明5年(1785)に全堂宇の再建が完了しています。旧白岩街道から延びる参道は大きな杉の木がそびえ、古寺の雰囲気がある参道があり、総門をくぐると山門(楼門)が見えてきます。山門は安永7年(1778)に竣工した古建築で入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、上層部には十六羅漢が安置し、華頭窓、高欄付、木組や木鼻には霊獣の精緻な彫刻が施され、表情が異なりユニークな顔付きの4体の力士が上層部を一生懸命に支えています。下層部に安置されている金剛力士像はとても力強く昭和12年(1937)に円満造翁が晩年に彫り上げたもので彼の代表作品の1つと言っても過言ではは無いほどです。雲厳寺山門は江戸時代中期の寺院楼門建築の数少ない遺構で意匠的にも優れている事から平成4年(1992)に秋田県重要文化財に指定されています。千体仏堂は天保9年(1838)に23世繁林永嶽の尽力により建立されたもので、内部には白岩焼で製作された千体仏が安置され昭和48年(1973)に仙北市(旧角館町)指定有形民俗文化財に指定されています(昭和以前の700体)。宗派:曹洞宗。本尊:大日如来。
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