角館町: 神明社

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角館総鎮守神明社
神明社
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神明社 神明社 神明社 神明社
角館町・歴史・観光・見所
角館総鎮守神明社概要: 神明社の創建は不詳ですが古くは古城山に鎮座し、山頂に築かれた角館城の鎮守社だったと思われます。応永31年(1424)に戸沢氏が角館城に居城を移すと、歴代戸沢家の崇敬社として庇護されました。慶長7年(1602)に戸沢氏は常陸に移封となると、新たに角館に配された芦名氏が庇護し、明暦2年(1656)に芦名千鶴丸が3歳で死去すると芦名家は断絶すると、角館所預となった佐竹北家が現在地に遷座しています。その後は角館町の総鎮守として佐竹北家や家臣、民衆など広く信仰を集め社運も隆盛し、拝殿内部には角館出身の小田野直武や平福穂庵、平福百穂が描いた数多くの絵馬が掲げられ、鉱山開発で名を馳せた伊多波武助が奉納した狛犬などが建立されています。明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、明治6年(1873)に郷社に列しています。毎年9月7・8・9日に行われる神明社の例祭は角館町の夏の風物詩にもなっている角館神明際で成就院薬師堂と合同で行われ、「角館町のヤマ行事」として国重要無形民俗文化財に指定されています。記録的には元禄7年(1694)に「佐竹北家日記」に鹿島祭りとして記載されているのが初見で、各町内が2〜3体の人形を乗せた「曳山車」を引くのですが曳山同士がかち合うとどちらが道を空けるのかを交渉し決裂すると曳山をぶつけ合い、通称「ぶっつけ」などとも呼ばれています。又、江戸時代の紀行家で菅江真澄の終焉の地は角館町の神明社だという説もあり、研究者にとっては感慨深い場所でもあります(文政12年:1829年、「月の出羽路・仙北郡」の執筆中、田沢湖町神代で病で倒れ、神明社の神官だった鈴木家に移され7月19日に死去、享年76歳)。祭神:天照大御神。配神:加具土神、大名牟遅神、少彦名神、経津主神、武甕槌神、建速須佐之男命、三嶋大神、廣田大神、水波能賣神、大山祇命、白峯主神、伊邪那岐命、伊邪那美命。

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