古民家建築: 旧金子家住宅

   秋田県:歴史・観光・見所(ホーム)秋田県:フィールドワーク秋田市:古民家建築>旧金子家住宅

旧金子家住宅
旧金子家住宅
[ 付近地図: 秋田市保戸野 ]・[ 秋田市:古民家フィールドワーク ]
旧金子家住宅 旧金子家住宅 旧金子家住宅 旧金子家住宅
概要・歴史・観光・見所
旧金子家住宅概要: 金子家は江戸時代後期(安政元年(1854))から古着商を営み明治時代には「金子商店」として呉服・太物卸商として創業しました。主屋は明治19年の俵屋火事の後建てられた(明治20頃)と言われ、建物内にある内蔵は火事にも耐え江戸後期の建物です。昭和57年までここで商いが営まれました。建物は主屋1棟、土蔵1棟で、木造2階建て、切妻造りです。正面の間口は4間で、奥行15間というのは江戸時代の秋田での町屋では一般的な大きさと思われ、明治になってもその面積区画的はほとんど変わっていないようです。まず旧金子家住宅で目に付くのが屋根の上にある「天水甕・てんすいがめ」(現在は2個保存復元されているが当初は6個あったそうです。)です。雨水を溜め防火用に使われたと言われ、昭和前期までは秋田の多くの町家の屋上には天水甕が置かれていたそうです。昭和10年に来県したドイツの建築家 ブルーノ・タウトも注目し世界へ紹介しています。店の道路側には「こみせ」と呼ばれる雪国独特の土間空間があります。この通路土間はあくまでも私有の通路ですが、隣接する店につなっがている為、冬季の間この通路を使って店舗間を移動していました。現代でいうアーケードの様な役割をもっていました。「こみせ」から奥へ続く通り土間があり内蔵が建物の内部に組み込まれています。この様に主屋と蔵が一体になっているのも雪国に多い形式だと思います。蔵は黒漆喰に化粧され、扉は幾重にも重なり頑丈に管理されていたようです。現在は一般に公開されているので興味のある人はぜひ訪れてみたい建物の1つではあります。秋田市指定文化財

 秋田県名所、旧跡見所ナビ: 〜秋田市・男鹿市・潟上市・五城目町・八郎潟町・井川町・大潟村〜
|秋田市:新屋| 秋田市:土崎| 秋田市:八橋・寺内| 秋田市:和田・戸島| 秋田市:新波| 秋田市:水沢集落| 太平山| 高尾山| 藤倉ダム| 天徳寺|
|補陀寺| 日吉八幡神社| 久保田城・千秋公園| 秋田市:民家建築| 秋田市:近代建築| 潟上市:大久保| 五城目町| 八郎潟町:高岳山| 男鹿半島|
|秋田市:追分・金足| トップ|
 
 ※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「秋田県WEB観光案内所」は「秋田の歴史」、「羽州街道をゆく」、「秋田市歴史地図」、「あきた滝300」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」、「秋田のお寺」、「秋田の神社と神々」、「歴史道路報告書」、「佐竹氏と久保田城」、「秋田の温泉」、「有限会社建築相談センター」、「たった1人の秋田まちづくり委員会」、「秋田羽州街道ひとり旅」、「秋田県の建物と街並み」、「小野小町」、「秋田フィールドワーク」を参考にさせていただいています。