旧電錬場妻壁 |
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| 旧電錬場妻壁（小坂町）概要： 案内板によると「 このレンガ壁は、移築前の小坂鉱山事務所正面に位置した旧電練場（現電解工場、明治４２年）妻壁です。旧電錬場は当初寄棟屋根でしたが、大正初めに切妻に改造され、藤田組の社章が表示されました。平成９年の増築に伴い妻壁は解体されたため、歴史的建造物の記念として、その一部をここに復元したものです。」とあります。小坂鉱山（現在は、捨てられた精密機器から金や銀、銅、レアメタルなどを取り出すリサイクル工場）の電錬場（現電解工場）は明治４１年（１９０８）の火災で焼失後の明治４２年（１９０９）に建てられた建物で（当初の建物は明治３５年：１９０２年建築）、煉瓦造、平屋建、切妻（旧寄棟）、鉄板葺、桁行９５ｍ、梁間１５ｍ、柱型は外壁側に張り出し、柱間には上部がファンライト（半円形の欄間）の開口部が２連づつ配され、小坂町最大の煉瓦造建築です。電錬とは電解精錬の訳で、電気分解を利用する金属の精錬法により精錬された粗銅（純度９９％）を純度の高い銅（純度９９．９９％以上）に精製、さらに精錬する過程で微量に含まれた金などの有価金属を抽出する事が出来ます。明治時代に建てられた煉瓦造の電錬場の建物は全国的に見ても極めて稀少で貴重とされます。
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