にかほ市象潟: 金峰神社

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金峰神社・歴史・観光・見所
金峰神社概要: 金峰神社の創建は斉衛3年(856)、慈覚大師鳥海山を棲みかとし村人達に悪事を働いた手長足長を退治した際、鳥海大権現と蔵王権現を勧請したのが始まりとされます。鳥海山を御神体とするの修験の拠点の1つとされ、奈曽の白滝が神域(鳥海山)と下界の境界線と見られていたようです。「チョウクライロ舞(国無形文化財)」もそうした神を向かい入れる為なのかも知れません。中世に入ると鳥海山修験が盛んになり別当寺院である龍山寺の門前、小滝には修験者の宿坊が数多く設けられ江戸時代中期には9坊を擁し、蕨岡、矢島と共に鳥海山の開発経営を行っています(鳥海山の登拝口はその他に、吹浦口、滝沢口、院内口とあります。)。神仏混合時代には蔵王権現などと称していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され明治2年に鳥海神社に社号を改称、さらに大正2年に境内社の熊野神明社と合祀して金峰神社となっています。現在の拝殿は文化元年(1804)の大地震により堂宇が倒壊後の文化2年(1805)に再建したものを万延元年(1860)に現在地に移築したもので細部には竜、鳳凰、像、獅子、力士(全ての彫刻の目が黒く塗られているのは、かなり宗教的な感じがします。)などが施されています。境内からは奈曽の白滝を見下ろす事が出来神聖な場所だった事がわかります。境内には慈覚大師が築いたと伝わる旧参道石坂をはじめ、元亨2年(1322)の板碑、明和元年(1764)の青面金剛、享保16年(1731)の西国三十三所巡礼供養碑、鐘楼、土舞台(閻浮堤・チョウクライロ山)、護摩壇跡、白滝の蛙など神仏習合当時の修験遺跡が数多く残されています。

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金峰神社の文化財
 ・ チョウクライロ舞−国指定無形民俗文化財
 ・ 奈曽の白滝−国指定名勝
 ・ 金峰神社境内−国指定史跡(史跡鳥海山)
 ・ 木造蔵王権現立像(3躯)−平安時代末期−秋田県指定重要文化財
 ・ 木造観音菩薩立像(1躯)−平安時代末期−秋田県指定重要文化財
 ・ 木造狛犬(1対)−秋田県指定重要文化財
 ・ 梵鐘−宝永6年−にかほ市指定文化財

金峰神社
金峰神社
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