湯沢市: 玉子井戸(岩崎城)

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玉子井戸
玉子井戸
[ 付近地図: 湯沢市岩崎 ]・[ 湯沢市:岩崎フィールドワーク ]
概要・歴史・観光・見所
玉子井戸(湯沢市岩崎)概要: 玉子井戸(湯沢市岩崎)当時の岩崎城の城主、岩崎道高に1人の娘が産まれ能恵姫と名付けられました。能恵姫は生まれて少し経つと突然泣き出し、泣き止むこと無くひたすら泣き続きました。不思議に思った道高は医者や祈祷者に相談するも原因が不明で困っていると、ある時、乳母が能恵姫を抱いて城内の庭園を散歩していると急に泣き止みました。すると、足元には卵の形をした不思議な霊石が転がっています。その話を聞いた道高は能恵姫の守護神と悟り、以来、姫の「守り石」として生涯姫を守り続けたと伝えられています。この話は単なる伝説として伝えられていましたが、近年、井戸を清掃していた際、卵型の石が幾つも井戸の底から発見され伝説の裏付けとなっています。又、この井戸は雨乞いの神が宿ると古くから信仰され、この卵石はその御供え物とも考えられます。玉子井戸(湯沢市岩崎)伝説には続きがあり、能恵姫が3歳になると何故か庭で糞尿をするようになり、それを片付けていた女中が1匹の蛇に、「姫の糞尿を毎日片付けてくれたら、姫をお前の嫁にあげると」と冗談で話すと、真に受けた蛇は姫が糞尿を止めるまで毎日欠かさず片付けました。姫が1歳になると川連城の若殿小野寺桂之助との婚約が決まり輿入れの時、皆瀬川のサカリ淵に差し掛かると、突如暗雲が立ち込め家臣や腰元共々行方不明になりました。両家とも必死に捜索しましたがとうとう見つける事が出来ず数年の歳月が流れました。ある時、一人の家臣がサカリ淵で刀を落とし水中に潜ると大きな洞窟があり、不思議に思い覗いてみると、鱗に覆われた能恵姫と大蛇が横たわっていました。姫から事の経緯を聞いた家臣は岩崎城に戻ろうと必死に説得するも叶わず、1人で城に戻り道高に説明すると、道高はもう姫は死んだものとして姫を祀る為に水神社の社殿を再建、小野寺桂之助は姫の菩提を弔う為に龍泉寺(能恵姫の戒名:龍泉寺殿礼府妙見大姉)を創建したと伝えられています。又、姫と大蛇はサカリ淵から赤滝に棲家を変え雨乞いの神になったとも云われ信仰の対象にもなりました。

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