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保呂羽山・波宇志別神社概要: 保呂羽山は鳥海山系の山で、標高は438m程しかありませんが旧平鹿郡、旧由利郡、旧仙北郡の境界線上にあり、見ようによっては山々の隙間から顔を覗かせる場面が多く古代から信仰(一般的には蔵王権現と同じと考えられる安閑天皇と云われていますが、
一説では元々は天日鷲命が祭神だったとの説もある)の対象だったと思われます。かつては女人禁制の山で、参道に「下居堂」(俗いう女人堂:ここまでしか女性は入れなく下居堂でお参りをした)や「子守り石」(子守に夢中で誤って女人禁制の神域まで入ってきた為、石になったという。)などが残っています。江戸時代には佐竹氏の庇護を受け、御岳山塩湯彦神社、高岳山副川神社と共に領内三国社となり、特に波宇志別神社は太古から途切れることなく「国弊社」として伝統を護り続けたとして他の2社の復興に力を貸しています。又、波宇志別神社は神仏混合の形式が見られ、麓の八沢木には神社山門があり金剛力士像が安置され、当時は霜月神楽(国無形民俗重要文化財)が奉納された神楽殿の建物(建築年−室町時代)は、国重要文化財に指定されています。保呂羽山山頂にある本宮は明治期の建物ですが、屋根の4隅に力士像が彫り込まれた、横手市周辺の神社建築を継承しています。現在では秋田県立保呂羽山少年自然の家やスキー場などがあり信仰の山としてよりはハイキングやキャンプなどのレジャーとしの方が親しみがあるのかも知れません。
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保呂羽山・波宇志別神社 |
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