白山・白山姫神社 |
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白山姫神社(湯沢市)概要: 白山は湯沢市の郊外にある松岡集落にある標高289mの信仰の山です。頂上に鎮座する白山姫神社の創建不詳ですが、伝承によると大同年間(806〜810)、坂上田村麻呂が、平泉(岩手県平泉町)から追われ松岡山中ある洞窟(阿黒岩)に立て籠もった鬼(阿黒王)のを討伐する為、白山神の分霊を勧請し戦勝祈願したのが始まりとされます。往時は当地域の白山信仰の拠点として社運も隆盛し、最盛期には別当寺院である松岡寺(天台宗)は18坊を擁する大寺院となりました。明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃されましたが現在でも参道には仁王堂(内部に1対の石造仁王像が安置)や子安観音、薬師堂、弁財天、大日如来、毘沙門天、弥勒菩薩などが建立され神仏混合の名残が随所に見受けられます。又、麓に設けられた松岡経塚からは平安時代末期の寿永3年(1184)と鎌倉時代初期の建久7年(1198)の銅製経筒が出土するなど多くの信仰の対象となっていたことが想像できます。白山姫神社の本尊である女神像は平安時代末期(推定)に鑿と鉈だけで製作され、ケヤキ材、一木造、像高165cm、足元には元の木の根が残されている大変珍しいもので秋田県指定有形文化財に指定されています(現在は秘仏で毎年8月19日の例祭の日のみ御開帳されます)。社殿は入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造板張素地、東鳥海山の方向を向いているようです。又、日本が近代化する以前は宵祭り(旧暦5月4日)の夜にどこからともなく数多くの狐火が集まり山頂の社殿を目指したとされ、狐火の多さで今年の農作物の収穫量を占っていたと伝えられています。祭神は伊邪那美命、菊理媛命。
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