岩崎陣屋 |
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| [ 付近地図： 湯沢市岩崎 ]・[ 湯沢市：岩崎フィールドワーク ] |
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| 岩崎陣屋（湯沢市）概要： 元々は久保田藩３代藩主佐竹義処の弟義長が新田分２万石が与えられ新田藩を立藩したのが始まりとされ代々「壱岐守家」を名乗りました。ただし、藩といっても采配地は無く本藩である久保田藩の蔵米２万石分が与えられていただけで、江戸定府大名として浅草鳥越に屋敷を構えました。江戸末期の藩主佐竹義諶は始めて久保田城に程近い椿台に椿台陣屋を構え久保田城の最終防衛ラインとしましたが、完成を待たず明治元年（１８６８）の戊辰戦争の際、庄内兵との戦いで勝利を得たものの陣屋は炎上しています。その後、地元岩崎の猛烈な誘致（特に岩崎村の肝煎平兵衛が尽力したとされます）により明治３年（１８７０）に岩崎に陣屋を設ける事になり改めて岩崎藩（雄勝郡内３５ケ町村２万石）が立藩しました。陣屋は元々岩崎城があった高台の南側麓に設けられましたが明治４年（１８７１）に廃藩置県が発令され為、陣屋が廃され岩崎県の県庁として利用されたようです。しかし、同年秋田県に吸収された為に県庁舎も廃されました。現在敷地全体に目立った遺構が無く詳細は不詳ですが陣屋玄関屋根の唐破風が岩崎八幡神社の拝殿向拝として移築され僅かに当時の名残が見られます。
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