湯沢市院内: 愛宕神社

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愛宕神社
愛宕神社
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愛宕神社 愛宕神社 愛宕神社 愛宕神社
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概要・歴史・観光・見所
愛宕神社(湯沢市院内)概要: 愛宕神社の創建は弘仁2年(811)、勧請されたのが始まりと伝えられています。当初は下院内字館山(中世の院内法領館、院内城跡地、標高210m)に鎮座していましたが弘仁2年(1232)に現在に遷座しています。当時から広く信仰されていたようで、現在地に遷座した際、本殿は雄勝郡、山本郡(現在の仙北郡)、平鹿郡の身分を問わず浄財を集め造営されています。江戸時代に入り久保田藩が立藩すると、当地は久保田藩と新庄藩の藩境に位置し、院内関所院内銀山を控える重要地だった事から歴代藩主である佐竹家から篤く崇敬され久保田藩12社に選定されました。江戸時代を通して羽州街道を通る藩士達も愛宕神社で参拝するのが通例で、院内所預として当地を支配した大山家からも庇護されました。境内に入ると最初に目に付くのが大きな鳥居で、特に色彩など無いだけに力強さを感じ、注連縄も何か謂れがあるのか、かなり独特のものがあります。参道の石灯篭には江戸年間の年号が見え歴史を感じる事が出来ます。拝殿は入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、華美な意匠を廃した素朴な造りになっています。それに対し、本殿は3間社入母屋造、鉄板葺、正面千鳥破風、正面1間向拝付、社殿全体に多くの彫刻を施し、意図的に拝殿と本殿対比させているようです。蝦虹梁は鷹と松を描いたもので、軒回りの組物もかなり印象的で、屋根も破風が付き棟飾りも拝殿とは明らかに異なります。軒先の破風板の幅や重なり方、垂木も2重に組まれています。愛宕神社は古くから神仏習合し江戸中期には別当職を務めた阿闍梨渕清は当地で即身仏になったとされ、その徳を偲び建立された地蔵尊は「コロリ地蔵尊」と呼ばれ現在でも周辺住民の信仰の対象となっています。又、社宝である木造11面観音菩薩立像は寛文年間(1661〜1673)、円空が秋田に来訪した時に彫刻したとされ、杉材、一木造、像高189cm、昭和53年(1978)に秋田県指定文化財に指定されています。祭神: 火産霊大神、大山祇大神、宇賀御魂神、宮比神、菊理媛神、伊邪那岐神、伊邪那美神、天照皇大神、日本武神。例祭:8月24日。境内社:天神社、稲荷神社、駒鳴不動尊社。

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